令和 3年 3月 定例会(第1回) 第1回
市議会定例会会議録 令和3年3月9日(火曜日) (午前10時00分開会)
出席議員(15人) 1番 古坂祐介 2番 門前 徹 3番 東野秀人 4番 下 善裕 5番 森 裕一 6番 西 恵 7番 一二三秀仁 8番 鐙 邦夫 9番 森 正樹 10番 漆谷豊和 11番 大宮 正 12番
椿原正洋 13番 上平公一 14番 玉岡了英 15番
坂本賢治---------------------------------------説明のため議場に出席した者の職氏名 市長 梶 文秋 副市長 坂口 茂
総務部長 中山由紀夫 総務部参事兼
監理課長 中村義男
企画振興部長兼
企画課長 山下博之
市民生活部長兼
税務課長 中山 隆
健康福祉部長 田中昭二
健康福祉部参事兼
福祉課長 毎田純子
産業部長 田方利彦
建設部長兼
能越道建設推進室長兼
港湾利活用推進室長 湊 栄三
建設部技監 野口裕一
門前総合支所長兼禅の
里づくり推進室長 定見充雄
上下水道局長 吉村正一
会計管理者兼
会計課長 白藤真然
総務部総務課長 岡本文明
企画振興部財政課長 木下 充
産業部農林水産課長 坂下正浩
建設部土木課長 延命公丈 市立輪島病院事務長 河崎国幸 教育長 宮坂雅之
教育部長 冨水 聡
教育委員会事務局教育総務課長 茶花隆一---------------------------------------
△開会・開議・会議時間延長
○議長(西恵君) ただいまから令和3年第1回
輪島市議会定例会を開会いたします。 これより本日の会議を開きます。 本日の会議時間は、あらかじめこれを延長しておきます。
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△
会議録署名議員指名の件
○議長(西恵君) 日程第1、
会議録署名議員の指名をいたします。 本
署名議員に、古
坂祐介議員、
坂本賢治議員を指名いたします。
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△諸般の報告
○議長(西恵君) 日程に入るに先立ち、
報告事項を申し上げます。 さきの定例会で決定しておりました議員の派遣のうち、森
正樹議員の
市町村議会議員特別セミナーへの派遣につきましては、
新型コロナウイルス感染症の拡大に鑑み、取りやめましたことをご報告申し上げます。
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△会期決定の件
○議長(西恵君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。本定例会の会期は、本日から3月24日までの16日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」というものあり)
○議長(西恵君) 御異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は16日間と決しました。
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△
議案上程
○議長(西恵君) 日程第3、本日、市長から提出のあった議案第1号から議案第43号までを一括して議題といたします。
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△
市長議案説明
○議長(西恵君) 市長から提案理由の説明を求めます。 梶
文秋市長。 (市長 梶 文秋君登壇)
◎市長(梶文秋君) 皆さん、おはようございます。 本日ここに令和3年第1回
市議会定例会が開催されるに当たり、議員の皆様方のご参集を賜り、誠にありがとうございます。 本定例会に提出いたしました議案のご審議をお願いするに当たり、その大要の説明に先立ちまして、現在の市政の状況につきましてご報告を申し上げます。 初めに、福島県沖を震源とする地震についてでありますが、2月13日に発生し、震度6強を記録いたしました。死傷者187名という
人的被害や
住宅被害が4,600棟余り発生するなど、大きな被害となりました。これが10年前のあの忘れることのできない大きな東日本の地震の余震ということであり、驚きとともに、日頃の災害への備えの大切さを改めて痛感したところであります。 また、この冬は例年にない大雪に見舞われ、
雪下ろし作業中の転落や落雪などにより、全国で死傷者が1,781名という
人的被害のほか、住宅の被害や大規模な停電など、多くの被害が発生いたしました。 本市におきましても、昨年12月と今年1月の大雪によりまして、
農業用ビニールハウスが倒壊するなど全体で127棟、約1億2,400万円の大きな被害を受けたところであります。 次に、
新型コロナウイルス感染症について申し上げます。 国内において感染者が初めて確認されてからはや1年が経過し、いまだ感染症の収束が見込めない中、日夜最前線で献身的に対応に当たっていただいている
医療従事者の皆様をはじめ、
感染拡大防止のため日々業務にご尽力されている保健所の皆様、細心の注意を払い高齢者の皆様と接する
介護福祉施設等の皆様に対しまして、深く敬意と感謝を申し上げるところであります。さらには
感染症対策の徹底にご協力をいただいている市民の皆様方や事業者の皆様方など、特に厳しい
経済環境下で努力されている方々に、改めまして深く感謝を申し上げるものであります。 また、この
感染症対策のために、広江歯科様をはじめ、
石川サンケン株式会社様、
明治安田生命保険相互会社金沢支社様、
有限会社ケアドゥ様、また匿名で
能登元気人と名のる方々から募金やマスクなどによります温かいご寄附をいただいたところであります。この場をお借りいたしまして、改めて深く感謝を申し上げますとともに、いただきましたご厚志を大切に、今後、病院や学校など、
医療機関におきまして、有効に活用してまいりたいと存じます。 さて、本市におきます
感染状況でありますが、これまで11名の感染者が確認されたところでありますが、現在は市民の皆様方や事業者の皆様方の多大なるご理解とご協力によりまして、懸念されました感染の広がりは確認されておりません。 その一方で、首都圏におきましては、
緊急事態宣言の期限が3月7日からさらに2週間延長され、
石川県内におきましても、いまだ
新規感染者が連日複数確認される中で、ようやく一昨日、99日ぶりに感染者がゼロとなりましたが、決して気を緩める状況にはありません。 市民の皆様方におかれましては、大切な人の命と健康を守るため、改めて自分がうつらない、人にうつさないよう、引き続き基本的な
感染症対策へのご協力を心からお願い申し上げるものであります。 なお、
ワクチン接種についてでありますが、国は65歳以上の高齢者の皆様方に対する
優先接種を4月12日から始める方針を明らかにしております。 本市といたしましては、引き続き、国から示されるスケジュールや最新情報を確認し、石川県や
関係機関と連携を図りながら、
ワクチン接種が円滑に進むように万全の体制を確保してまいります。 次に、
包括連携協定の締結について申し上げます。 1月20日に、本市と医薬品や食料品を製造販売する
大塚製薬株式会社様との間に
包括連携協定を締結させていただきました。今回の協定は、
熱中症対策をはじめといたしまして、スポーツを通じた
健康づくりや
災害支援等を目的といたしております。
大塚製薬株式会社様が有する医薬品の研究開発や健康に関する
啓発活動で得られた知見を生かし、市民の皆様の
健康づくりに関する様々な効果を上げてまいりたいと考えております。 次に、
輪島ふぐの日について申し上げます。 日本一の水揚げ量を誇ります
輪島ふぐの
ブランド力をさらに高めるために、語呂合わせで「ふぐ」と読むことができる2月9日を「
輪島ふぐの日」として、
一般社団法人日本記念日協会から認定を受けたところであります。 この日、本市と
包括連携協定を締結いただいている
金沢学院大学の学生の皆様方にご協力をいただき、
輪島ふぐを使った新しい
メニューの報告会や
小・中学校、
保育園等の給食におきまして、
輪島ふぐを一斉に提供する
PRイベントを実施いたしました。 なお、今回、
金沢学院大学が提案されました新
メニューのレシピは、後日公開されることとなりますので、市内の飲食店におきましても積極的にこれを活用していただくことによりまして、
輪島ふぐのさらなる
魅力発信や
消費拡大につなげてまいりたいと考えております。 次に、
有害鳥獣処理施設について申し上げます。 昨日8日、
有害鳥獣処理施設の供用を開始させていただきました。
処理施設の竣工に当たりまして、まず地元であります横地町の皆様方をはじめ、
河原田地区の皆様方や
関係各位の深いご理解とご協力をいただいたことに、この場をお借りいたしまして深甚なる敬意と感謝の意を表したいと存じます。 次に、
ふるさと納税でありますが、今年度の
ふるさと納税寄附額につきましては、2月末時点の速報値で4億900万円に達しまして、平成28年度に記録した3億8,290万円を上回り、過去最高となりました。これまでにご厚志を寄せていただきました全国の皆様方に対しまして、この場をお借りいたしまして心から感謝を申し上げ、今後とも魅力ある返礼品の開発により、さらなる
納税寄附額の拡充にと努めてまいる所存であります。 次に、新たな年度に向けた
市政運営に対する所信の一端を申し述べさせていただき、議員の皆様方をはじめ、市民の皆様方のご理解を賜りたいと存じます。 いまだ感染症の収束が見えない状況の下、この間、市民の皆様方の生活や
地域経済を守るべく、市内の
小規模事業者や朝市組合の皆様方への
経営支援や、
出産祝金の拡充をはじめとする
子育て支援、
感染拡大防止と
市立輪島病院の
医療提供体制の整備、さらには
市内小・中学校での
手洗い場等に全て非
接触式自動水栓カランを設置することなど、様々な感染症への対策を講じてまいりました。 さらには、
観光誘客キャンペーンや美食のまちわじま
キャンペーンなどで、観光入り込み客数の回復に努めますとともに、昨年末には
消費喚起による
経済対策として
プレミアム付商品券の販売を行い、
地域経済に対する
緊急経済対策を実施したところであります。 こうした
感染症対策の一方で、
市役所本庁舎の増築棟や
防災行政無線の整備、児童・生徒の
オンライン学習や
サテライトオフィスの誘致に必要となる光ファイバーを市内全域に整備を進めるなど、市民の皆様方の
利便性向上や
サービス基盤の充実に向けて取り組んでまいりました。 このような状況の中、令和3年度につきましては、本市が活力を取り戻し、さらなる発展と振興に向け歩みを進める大切な1年となります。 特に、曹洞宗大
本山總持寺が1321年の開創以来、700年という記念すべき年を迎え、来月6日には
總持寺祖院におきまして、
能登半島地震の震災からの
復興事業の完了を祝う落慶法要が営まれることに伴い、本市といたしましては、このことにより、いよいよ
能登半島地震からの
完全復興を宣言することができることとなりました。 加えまして、
總持寺祖院周辺や黒島地区の整備をより一層推進することによりまして、
地域一帯の活性化を図るとともに、令和6年に予定されております
總持寺開祖瑩山禅師700回の大遠忌に向け、市民の皆様方とともに機運をより高め、さらに魅力ある禅の
里づくりに努めてまいりたいと考えております。 また、新しい
ごみ焼却処理施設の整備や
合葬式墓所の整備への着手、さらには長年にわたり整備を進めてまいりました
都市計画道路本町宅田線や輪島塗の技を駆使した
大型地球儀製作のほか、
各種事業の令和3年度内の完成を目指し、本市のこれまでの取組が実を結ぶとともに、未来に向け大きく飛躍する1年になると確信をいたしております。
新型コロナウイルス感染症をきっかけに、
社会経済活動や
生活様式に大きな変化が生じる中、引き続き先人たちが育んでこられた歴史や伝統文化、豊かな自然など、多彩な
地域資源にさらなる磨きをかけ、
地場産業の振興を図るとともに、
企業誘致や
交流人口の拡大、さらには市民の皆様方にとりまして住みよい
まちづくりに取り組んでまいる所存であります。 議員の皆様方をはじめ、市民の皆様方の特段のご支援、ご協力を賜りますようにお願いを申し上げます。 それでは、今回提出いたしました議案につきましてご説明を申し上げます。 今回提出の議案につきましては、まず、
専決処分の承認を求める議案1件、また、令和3年度の当初予算に係る議案が10件、条例の
新規制定や改廃に係る議案が24件、その他の議案8件の計43件であります。 まず、議案第1号につきましては、
地方自治法第179条第1項の規定に基づきまして、緊急やむを得ず
市長専決処分を行ったものについてであります。 これは令和2年度の
一般会計の予算の補正でありまして、まず、冒頭に申し上げましたところの
新型コロナウイルスの
ワクチン接種につきまして、その
実施体制を早期に構築するために、
コールセンターの設置や
ワクチンの接種に必要となる費用を専決した上、
予算計上をいたしたところであります。 また、
ワクチン接種の実施は翌年度にわたることとなるために、併せて
繰越明許措置もいたすこととしております。 このほか、この冬の記録的な大雪に伴いまして、除雪等の経費など既決の予算が大幅に不足したことから、
除排雪費の
追加予算を専決の上、
予算計上をいたしております。何とぞご承認を賜りますようにお願いを申し上げます。 次に、議案第2号から議案第11号までにつきましては、令和3年度
一般会計ほか9会計の当初予算であります。 その主な内容でありますが、まず令和3年度の
予算編成につきまして意を用いた点や特徴について、まず申し上げます。 令和3年度につきましては、第2次輪島市
総合計画前期の最終年度に当たることから、
前期基本計画の
事業効果を検証し、令和4年度からの
後期基本計画に向けて、輪島市まち・ひと・し
ごと創生総合戦略との一本化を図り、より具体的で実効性の高い計画となるよう取り組む必要があります。 また、
感染症対策につきましては、
感染拡大防止に努めながら、社会情勢の変化を見据え、市民の皆様の暮らしと
地域経済を再生する取組を最優先とし、引き続き対応していかなければならないと考えております。 その一方で、本市の
財政状況につきましては、令和2年度に
実質公債費比率は11年ぶり、また将来
負担比率は12年目にして初めて上昇いたしました。 また、平成30年度以降、
普通交付税の減少などによる
財源不足から、
財政調整基金の取崩しによる対応を余儀なくされまして、一層厳しさを増していると言えます。 そこで、令和3年度の
予算編成に当たりましては、持続可能な
財政規模への転換を図るべく、全ての事務や事業に対しまして見直しを行うとともに、優先すべき政策と既存の制度との整合性、または財源など十分な検討を加えた上で、これまで取り組んでまいりました
交流人口の拡大、
定住人口の増加を積極的に取り組むべく、その編成に当たったところであります。 それでは、まず
一般会計におきまして、歳入では、
自主財源であります
市税収入につきまして、これは感染症の影響により全体で8.9%の大幅な減を見込んでおります。 さらに、
普通交付税につきましては、令和2年度の国勢調査による影響等により、4.1%減の3億3,000万円減を見込んでおります。このことから大幅な
財源不足となりますので、4年連続で
財政調整基金を取り崩し、令和3年度におきましては5億5,000万円を取り崩して対応せざるを得ないこととなりました。 また、歳出では、本
庁舎整備事業や
防災行政無線整備事業などの進捗に伴いまして、
投資的経費が約34億円減となりますが、一方で、
ごみ焼却施設の
整備事業に伴う負担金、あるいは
学校給食の
公会計化による費用などで増額がありますので、最終的には
一般会計全体では、昨年に比べて20億2,000万円の減額となったところであります。 次に、
特別会計におきましては、まず
国民健康保険事業特別会計につきましては、被
保険者数が減少いたしますが、一人当たりの医療費が上昇傾向にありますことから、
保険給付費の増加を見込むため、全体で0.6%の増となります。 また、
介護保険特別会計でありますが、第8期目となる新年度から、向こう3年間の
介護保険料でありますが、今議会に条例の改正案も併せて提出いたしておりますが、その内容につきましては、
サービスを利用される方の
平均介護度の上昇に伴いまして、
特別養護老人ホーム等の
施設介護サービス給付費の増加が見込まれますことから、
介護保険料の
基本月額をこれまでの5,920円から6,250円に引上げをすることといたします。 次に、
企業会計でありますが、まず
上下水道事業におきましては、
水道施設や
下水道施設の更新を計画的に行い、安定的な水道水の供給、あるいは公衆衛生の向上と水質保全に努めてまいります。 次に、
病院事業につきましては、感染症の影響による収益の減収を見込むところでありますが、
医療機器の整備などによりまして市民の皆様方が安心できる
地域医療の提供に引き続き努めなければなりません。また、ともに今年度策定予定であります第4次
病院改革プランを推進し、施設の効率的な利用と健全な経営に努力をしなければならないと考えております。 それでは、以下、令和3年度に取り組む主な内容についてご説明を申し上げます。 まず、禅文化によります
観光振興事業についてであります。 先ほども触れましたが、大
本山總持寺開創700年
記念イベントの実施を見据え、本市への入り込み客数や
宿泊者数の増加を図るため、テレビや雑誌、またSNSなどの複数の媒体を利用いたしましての
観光プロモーションを実施するほか、
旅行会社が実施する
貸切りバスを利用しての
企画旅行に対しまして、
バス借り上げ料の一部を助成するための費用を計上いたしております。 次に、
全国石川県
人会連合会の
輪島大会についてでありますが、本年10月に、全国の石川県人の皆様方が、
ふるさとであります石川県に5年に一度集う大会が本市において開催されるに当たりまして、その
実施費用を負担するための費用を計上いたしております。 次に、
事業承継支援事業について申し上げます。
中小企業の
後継者不足に対応する
事業承継を支援するために、
中小企業庁の採択を受けた事業者の皆様方に対しまして、市としてもその補助額の3分の1を助成するための費用を計上いたしております。 次に、
担い手経営強化支援事業について申し上げます。 農業の
担い手育成や集落における
営農活動を促進し、農地の維持や保全を図るために、トラクターなどの
農業用機械の
購入費用について、これを補助するための費用を計上いたしております。 次に、
高校魅力化プロジェクト事業についてであります。 次代を担う若い世代に、市内の
県立高校を自らの希望がかなえられる進学先として選択をしていただけるよう、その魅力化を図り、もって地域の活力維持及び市内の
県立高校存続につなげるため、本事業の実施に係る費用を計上いたしております。 次に、
学校給食に関する事業について申し上げます。
学校給食費の
会計処理を
公会計化するに当たりまして、必要となる食材費の購入に要する費用について計上をいたしております。 次に、
電子図書館の
管理運営についてであります。
コロナ禍における新しい
生活様式への対応や、日中の来館が難しい方等に対しまして、インターネットを通じて本の貸出しや閲覧自体も可能とする
電子図書館環境を構築するための費用を計上いたしております。 次に、
コンビニ交付サービス事業について申し上げます。 市民の皆様の
利便性向上を図るために、マイナンバーカードを利用して、住民票の写しや
印鑑登録証明書等をコンビニエンスストアで取得できる
サービス、いわゆる
コンビニ交付サービスの実施に係る費用を計上いたしております。 続きまして、令和3年度当初予算の規模につきましてご説明申し上げます。 令和3年度の当初予算につきましては、まず
一般会計では、今年度比8.9%減の205億8,000万円、
特別会計におきましては、今年度1.2%増の84億5,480万2,000円、
企業会計では、今年度比2.8%減の89億9,938万2,000円となりまして、全て10の会計の総額では、今年度に比べ5.4%減の380億3,418万4,000円となるものであります。 続きまして、予算以外の議案につきましてご説明申し上げます。 議案第12号から議案第43号まで、これらは
条例関係でありますが、まず条例の
新規制定が8件、一部改正が14件、廃止案件が2件、その他の議案が8件の32件であります。 その主なものについてご説明申し上げます。 議案第12号から議案第19号までにつきましては、法令または条例を設置の根拠としていない委員会などで、
執行機関の
附属機関として設置すべきものにつきまして、
地方自治法の規定に基づき条例を制定しようとするものであります。 次に、条例の一部改正に係る議案について申し上げます。 議案第20号につきましては、特別職の職員で非常勤のものの報酬及び
費用弁償に関する条例の一部改正でありまして、今ほどご説明いたしました
附属機関の特別職
非常勤職員をはじめ、
福祉事務所嘱託医や
学校評議員等の皆様方の報酬の額を定めるものであります。 議案第23号でありますが、これは輪島市
被災者生活再建支援条例の一部改正についてであります。
被災者生活再建支援法の対象とならない小規模な
自然災害によって全壊または大
規模半壊となった世帯の方に対しましては、市単独での支援をこの間、実施しているところでありますが、このたび法律の一部改正に伴いまして、支給対象に、大
規模半壊には至らない
相当規模の補修を要する世帯、いわゆる
中規模半壊世帯が追加をされました。これによりまして、この
法律改正を踏まえて、本市におきましても同じ支援を実施するものであります。 議案第26号でありますが、輪島市
国民健康保険税条例の一部改正についてでありまして、石川県から令和3年度の
国民健康保険事業費納付金及び
市町村標準保険料率が示されたところでありますが、いずれも令和2年度と比べ減少するということから、これらに合わせまして本市における保険税の税率等を引き下げようとする条例の改正であります。 次に、議案第28号でありますが、輪島市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてでありまして、
放課後児童クラブの円滑な運営及び支援員の
負担軽減を図るために、
放課後児童クラブを利用する児童が少なくなる夕方、あるいは土曜日において、児童の安全確保が図られている場合に限り、支援員1名の配置を可能とする条例の改正であります。 議案第30号でありますが、輪島市
介護保険条例の一部改正についてであります。 先ほど
予算編成の内容でもご説明をいたしましたとおりでありますが、一部改正には、このほか第一段階から第三段階に該当する方々を対象に、
介護保険料の
軽減措置を実施する改正についても含まれております。 議案第32号につきましては、輪島市
企業立地の促進及び雇用の拡大に関する条例の一部改正についてであります。 本市におきましての企業の立地、雇用のさらなる拡大を図るために、
サテライトオフィスや
本社機能移転施設などを新たにこれらの制度の助成対象として加える条例の改正であります。 次に、条例の廃止に係る議案であります。 議案第34号につきましては、現在使用されておりません施設でありますが、
ふるさと振興皆月管理センター条例、これの廃止についてであります。 内容は施設の老朽化等により、この際、
ふるさと振興皆月管理センターの供用を廃止しようとするものであります。 議案第35号は、輪島市門前乗岡記念健康センター条例の廃止についてであります。 この施設は、平成2年に乗岡まつい氏から寄附を受けて平成3年に建設をいたした門前乗岡記念健康センターでありますが、近年は利用がないことや建設後29年を経過し、老朽化が著しいことから、当該施設の供用を廃止しようとするものであります。 次に、その他の議案でありますが、議案第36号から第38号までにつきましては、本庁舎整備工事及び本庁舎耐震改修工事請負契約の変更についてであります。 令和元年第4回定例会におきまして、当該請負契約の締結についてお認めをいただいたところでありますが、工事期間中に発見された本庁舎の躯体の老朽化に伴う補修工事の追加及び増築庁舎における音響設備の追加に伴いまして、その契約金額を変更しようとするものであります。 議案第39号及び議案第40号につきましては、財産の無償譲渡についてであります。 認可地縁団体であります山本町町内会、あるいは城兼町におきまして、これまで無償で貸付けを行ってまいりましたこれら地域の集会所につきまして、これを無償で地元に譲渡しようとするものであります。 議案第43号でありますが、公の施設の区域外設置及び利用に関する協議についてであります。 これは穴水町様の上水道について、これを本市の臨空産業団地内に引込みをさせていただき、これを事業者の皆様方が使用するということについて、
地方自治法の規定により必要となる穴水町様との協議につきまして、議会の議決をお願いしようとするものであります。 以上が今回提出いたしました議案の主な内容であります。何とぞご審議をいただきまして、適切なるご対応を賜りますようにお願いを申し上げます。 なお、令和2年度におきましての補正予算、いわゆる3月補正予算でありますが、この補正予算をはじめ、その他の人事案件につきましては、後日追加提案をいたしたく、あらかじめご了承いただきますようお願いを申し上げます。 提案理由の説明は以上であります。
○議長(西恵君) 提案理由の説明は終わりました。
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△休会の件
○議長(西恵君) 日程第4、休会の件についてお諮りいたします。 明日3月10日から3月15日までの6日間は、議案等調査のため休会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」というものあり)
○議長(西恵君) 御異議なしと認めます。よって、3月10日から3月15日までの6日間は休会することに決しました。
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△閉議